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2007年 02月 25日
早朝、新幹線で京都へ。
京都および関西の大学による、合同卒業設計展「Diploma×Kyoto」の関連シンポジウムに出演。建築家の内藤廣さん、西沢立衛さん、デザイナーの深沢直人さん、小説家の平野啓一郎さん、社会学者の若林幹夫さんと僕とで、「建築に何ができるか、できないか」というテーマのもと、3時間に渡って濃密な議論を展開。深沢さんのプレゼンテーションがきわめて刺激的なもので、短い時間に凝縮された、そのアイデアの鮮やかさに圧倒される。また、平野さんの独特なストーリー・テリングの技法と、現象の本質に肉薄する描写的思考に、プロの小説家としての凄みを感じさせられた。 多彩なパネリストと大きなテーマ設定に、当初は話が成立するのかどうか、やや不安だったが、単に建築プロパーが集まるだけでは出てこないような、刺激的な議論が展開され、きわめてスリリングなシンポジウムになった。聴きに来て下さった聴衆も400人を超えていて、すごい熱気に囲まれた中で、様々な領域を横断する、熱い議論が繰り広げられました。こうした会に参加できたことは、とても貴重な機会でした。 会場には、松隈洋さん、竹山聖さんも聴きにきてくださった。 終了後、内藤さん、平野さん、若林さんおよび実行委員会の学生約50名あまりと、近くの会場にて盛大な懇親会。2次会、3次会と、遅くまでみなさんと飲み、京都に泊まる。 企画を進めてきた学生のみなさん、お疲れさまでした。そして、どうもありがとう。
by namty
| 2007-02-25 23:50
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