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2011年 12月 12日
アトリエにて仕事。
午前中、首都大学東京の高木次郎先生、某メーカーのN社、T工務店来所。都内の某プロジェクトに関する打合せ。 夕方、江東区の東京都現代美術館へ。 ここで開催されている建築展の連動企画である、『失われた街 -三陸に生きた集落』展のオープニング・レセプションに参加。 これは、震災復興支援の第一段階として、地震と津波で被害を受けた三陸の11地域の集落について、全国の15大学・18研究室が参加して再現模型を作ったもの。 国士舘大学南研究室はここで、昭和女子大学杉浦研究室と恊働し、岩手県大船渡市の集落模型製作を担当させていただいた。 きわめて短い時間の中で、精度の要求される巨大模型を作らなければいけないということで、学生たちが数週間に渡り、夜を徹して頑張ってくれて、見事に素晴らしい模型を作り上げた。最後は、2つの研究室合わせて30名近くの学生が国士舘大学の建築スタジオに泊まり込んでの作業となり、すごい状態に。大変な作業だったと思うが、研究室やゼミの学生たちが、最後までやり抜いて、よく頑張ってくれた。 延べ83平米にも及ぶ、11地域の模型がずらりと並んでいる光景は、圧巻。と同時に、これらの地域が深刻な被害を受けて、いまなお大変な思いをされていることに、言葉が詰まる。 レセプションには、原広司先生や妹島和世さんも来て下さり、ひとつひとつ、集落模型を観て下さった。また、全国から、このプロジェクトに参加した大学の教員や学生達が多数集まり、お互いの労をねぎらう会となる。 これらの模型製作を起点として、今後、どのような復興支援が可能かを、長いタイムスパンで考えていく必要がある。 展示は年明けの1月15日まで行っているので、良かったらみなさんご覧にきていただき、今後の震災復興のあり方を考えるきっかけにしていただければ、と思います。観覧無料です。
by namty
| 2011-12-12 22:50
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